「行列のできる店」のからくり

先日、テレビ・新聞等で大々的に報じられたニュース、「労基法違反の疑い兵庫・三田の人気洋菓子店幹部らが書類送検 月に残業342時間の従業員も!」。

逮捕や書類送検には驚きませんでしたが、その残業時間の凄まじさには驚嘆!数年前の電通社員過労自殺事件を、はるかにしのぐスケールです。私は甘いものが大層苦手なので、このケーキ店を利用することはあまりないのですが、ココは信じられないほど「並ばせて待たせる」という印象があります。炎天下でも極寒でも…。だから大阪出身の人間の気性としては、あまり行きたくないというのが正直な感想。^^;

「行列のできるラーメン店」みたいな特集を、テレビ等でよく目にすることがあります。あくまで個人的な意見ですが、そういう店の店主は大概胡散臭い。顧客本位で本当においしい店は、メディアにダマされた客が大量に押しかけると、店の味が落ちるのを知っているので、基本は取材など受けません。

寒い中で長い時間並んで待たされて、空腹をガマンして、そのあとに食べればどんなにマズ~いラーメンでもおいしく感じてしまう。これが彼らの魂胆です。学習塾も飲食店も同じで、私たちはよいものとよくないものを見分けることのできる「かしこい顧客」であるべきではないか…と考えています。