シロクロつける?

漫画家の鳥山明さんが先日亡くなられました。個人的にはアラレちゃん世代ですが、代表作は何といってもマンガ『ドラゴンボール』ですよね? 一般的には、ドラマや映画のヒーローは「最後に必ず勝つ」というのが定番ですが、ドラゴンボール主人公の孫悟空は、「負けることもある」。でも、「絶対あきらめない」という展開が他の作品のストーリーと大きく違う点で、これが世界中のファンの心を魅了し、長きに渡ってヒットし続けてきた理由なのではないでしょうか?

ところでドラマやマンガにかかわらず、私たちは常日頃から勝ち負け、正解不正解、好き嫌い…など、物事や行いに何かと「白黒をつける」という行動に支配され過ぎているのではないかと思います。テストでも「○」か「✕」か、どちらかを決めたがり、昔よくあった「△」的な判定はどんどん排除されていくようで、古い人間としては少し寂しく感じています。

90年頃の流行語の一つに「ファジー(あいまい)」というのがありました。お風呂のお湯の「熱い」と「ぬるい」の間に、絶妙な「いい湯加減」の温度があるように、白と黒の間にあるビミョーな感覚を大切にしながら、毎日を楽しめたらいいなぁ~と考えています。だって、私たち人間はマシンではないのですから…。