「オンライン指導」に必要なものとは…

当学院では、4月7日の緊急事態宣言に基づく分散通塾と一部オンライン指導を実施。さらにその後の県知事からの学習塾休業要請を受けて14日からは教室を閉鎖し、全面オンライン授業体制を進めてまいりました。開始前は、ご家庭のネット環境の整備状況が不安材料でしたが、大きな障害もなくスタートでき、感謝いたしております。

この通信が発行される頃、どのような感染状況になっているかは不明ですが、少なくとも完全終息に至る状態ではないと思われますので、子どもたちの安全確保のために、今しばらくこのスタイルを続ける見込みです。

この間、人生初のリモート指導を行って感じたのは、「オンライン授業は技術面やカッコよさでなく〝温かさ〟と〝面倒見の良さ〟が最も大切な要素である」ということ。私たちは、見た目や技術力のみにこだわった浅薄なオンライン授業を行わず、教室での対面授業と何ら変わらない、「子どもたちに寄り添う、双方向の温かい授業」を粛々と実行したいと強く心に誓っています。双方向の質問対応はもちろん、Classroomによる課題の電子配布や採点・提出なども順次活用していただきます。オンラインGAIBEN(自習室)へのご参加もお待ちしています。

まだまだ未知数な部分も多く、戸惑われるシーンも多々あろうかと存じますが、ご家庭と一緒に築き上げたいと思いますので、引き続きご協力いただけますようよろしくお願いいたします。

教室業務再開の指針「特進館モデル」

特進館学院は、国の緊急事態宣言および兵庫県知事からの休業要請に則り、4月14日(火)より教室を閉鎖し、以降はオンラインによる授業・コミュニケーションを通じて生徒・保護者の皆様のサポートをしてまいりました。すでに5月も半ばになりましたが、学校はいまだに休校措置を続けざるを得ない状況にあり、子どもたちの学びが大きく損なわれてしまっています。

これを受けて、特進館学院では、教室業務再開の指針を独自に策定し、「特進館モデル」として発表いたしました。いまだ予断を許さない状況ではありますが、今後以下の指針に基づいて、教室業務再開の是非を判断させていただきます。

なお、教室業務を再開した後でも、引き続き教室での感染症対策は徹底してまいります。生徒・保護者の皆様におかれましても、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

特進館モデルHP

失敗経験のないエリートたち

国会審議のニュースなどをみていると、官僚や政治家などの稚拙な答弁に、「何でそんなアホなこと言うの?」とか、「そんな単純なことがどうしてわからんの?」などと、思わず突っ込みを入れたくなるシーンが多々あります。どのセンセイ方も、名だたる名門中高を経てT京大学などを卒業した、極めて偏差値の高い「超エリート」たち。なのに、ご存知の通りの体たらく。これは、彼らの「失敗経験の不足」に起因するものと思います。順調に人生の頂点を歩み続け、成功体験を重ねるだけでは決して「人間力」は育まれません。

話は変わりますが、今春の高校受験では約90名の中3在籍生の内、2名を第1志望校に合格させてあげることができませんでした。悲しい事実で、私たちが大いに反省すべき経験ですが、彼らには今回の受験で、結果的に「失敗」という貴重な財産を誰よりも早く得ることができたのだと、ポジティブに捉えて再発進してくれたらうれしいです。

私個人のこれまでの人生は、「人生谷あり谷あり」で、エリート街道などとは程遠く、「失敗&大失敗」の連続。でも、「失敗は成功の母」とも言いますし、これからも、数多の失敗を経験しながら、もっともっと、人に優しくなれる〝人間力〟を鍛えていければいいなぁ…と前向きに考えています。(^^;