自らの命を自らで守る行動に!

「直ちに自らの命を自らで守る行動に出てください」。たいへん重々しい言葉ですが、近年の豪雨報道などで、このような言い回しを、時折耳にするようになりました。あの甚大な被害をもたらした「西日本豪雨」から丸1年が過ぎましたが、私たちは大雨の恐さをどれくらい認識できているでしょうか?

大雨で、車が洪水で立ち往生しているシーンをニュースでよく見かけますよね。では、車は地面から何センチくらいまでの水深に耐えることができるのか?…ちょっと調べてみました。

洪水・津波などで浸水した際の、水面から地面までの深さのことを「浸水深」といい、浸水深が大きくなると、車の走行に支障を来たし、避難行動が困難になるそうです。

  • 10cmまで…走行に関し、問題はない。
  • 10cm以上…ブレーキ性能が低下する。
  • 30cm以上…エンジンが停止する。
  • 50cm以上…パワーウィンドウ・スライドドアも作動せず、車が浮いて流される。〔日本自動車連盟「JAF」HPのデータより引用〕

つまり、わずか10cmの水たまりでも危険であるということです。「備えあれば患いなし」。何事も命あっての物種です。日頃から、HPなどで「ハザードマップ」を確認、危険箇所を確認しておきましょう。