目標点の定め方を変えてみては?【代表北村の教育ちょこっとコラム】

 今回は、テストなどでの「目標点の定め方」について、大切な提案を一つ。
私たちは、定期テストや実力テストなどの前に生徒たちに目標点を定めさせ、個々の成績記録カードへ記入をするよう指導をしていますが、あらためてその点数を見ると、「70点」とか「90点」などの「キリのいい点数」を書く生徒がほとんどであることに気付きました。はたして、それでいいのでしょうか?
たとえば国会など、会議での議決(多数決)は、「過半数」や「全体の3分の2超」、「全会一致」などが1つの基準となります。従って、10%きざみのキリのいい数字よりも、人間の感覚的には、この概念をもとにした数値設定の方が心地よく、目標として意識をしやすいのではないか…というのが、私の個人的な考えです。つまり、「51点」•「67点」•「100点」という基準を、自分の目標に設定してみるというものです。
90点が目標の生徒は「100点」。60点が目標なら「67点」。なかなか半分を取れない生徒であれば、まずは「51点」など…。
学力を伸ばすためには、常に目標の設定が不可欠です。ご家庭でしっかりと話し合って、次回のテストから一度このやり方を試してみられてはいかがでしょうか?