実は高1がいちばん肝心!【代表北村の教育ちょこっとコラム】

文部科学省の調査で、高1生の4人に1人は『学校外では勉強しない』という結果が、9月に発表されました。『中学時代に比べて勉強しなくなった』という生徒が大幅に増え、文科省担当者は、「補習の多い高校は学校での学習時間が長く、部活動やアルバイトも要因として考えられる」と分析しますが、「高校受験を終え、のんびりしていることもあり得る。学習習慣を注視したい」とも指摘しています。【2001年生まれの特定の生徒に、毎年質問をして経年変化をみる「出生児縦断調査」より】
家や塾での勉強時間を尋ねると、平日に「勉強しない」と答えた生徒は25.4%。
「1時間未満」は29.3%、「1~2時間」は27.7%、「2~3時間」は11.9%
となった一方、その生徒たちが中3生の時点で「勉強しない」とした割合は6%、
中1・2時点でも9%台で、「高校進学後に、大幅に学校外の勉強時間が減った」
という結果となっています。
中学時代に特進館で毎日猛勉強して見事志望校に合格したのに、一旦塾を離れて気を抜いた生徒が1~2年後にボロボロの成績になって、「先生、どうか助けてください…」と帰ってくるケースが時々あります。そんな悲劇を生まないためにも、実は「高1がいちばん肝心」という事実を、ぜひ教訓にしてほしいのです。