もう、「頂上のない山」には登らない【代表北村の教育ちょこっとコラム】

ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、私は以前、この地域でナンバー1と言われる大手進学塾を経営していました。しかし、9年前に某企業と提携し、3年後にその企業との経営方針の不一致で会社を追われ、一時は破産寸前の状況に陥落。
その後、全国の大手塾長の支援によって再び立ち上げた進学塾が、言うまでもなくこの「特進館学院」なのですが、以前の私は、自分が経営する塾を「どんどん大きくしていく」ことが最善策であると考え、ひたすらそのために邁進していました。
しかし考えてみると、「大きくする」という目標には終着点がありません。生徒数3000名超を達成すると、次は5000名、そして10000名、20000名…。いつまでたってもゴールがない。まるで頂上の見えない山に登るようなもの。おまけに、生徒たちとの距離もどんどん遠くなる…。会社を失い、6年前に再スタートをしてから、初めてこのことに気が付きました。
ですから、これからの特進館学院は、限りなく拡大する塾として生きるのではなく、生徒・保護者との距離が近い「誰よりも人を愛し、人を大切にする進学塾」として発展させていきたいと考えています。「頂上のない山」ではなく、「小さくても素敵な山」を目指します。だって、今がいちばん充実していますから♪