「少しの努力と怠慢」の格差【代表北村の教育ちょこっとコラム】

「ちょっとした努力を続けること」と「ちょっとした怠慢を続けること」の違いは、「ちょっとした違い」のようですが、実は物凄く大きな違いがあります。
左の数式(図)をご覧ください。『1.01の法則』は、少しの努力でも1年間続けるとその人の力は37.8倍になり、『0.99の法則』は、少しのサボリを続けるとその人の力は0.03倍になってしまうという例え。その格差は何と1260倍。
人間、2倍の努力をせよと言われてもなかなかできるものではありませんし、仮にできたとしても長続きはしないでしょう。でも、「きのうの1.01倍の努力」なら苦しまずに続けることができるはずです。同じくして、「きのうの0.99倍の怠慢」も、ついつい罪の意識なくやってしまうもの…。
見た目としてはさほど変わらない「少しの努力と怠慢」から生まれる、信じられないほどの大きな結果の格差。日々、「きのうよりちょっとだけがんばろう!」を続けられた人と、「きのうよりちょっと楽をしよう」を続けてしまった人との格差は一目瞭然です。学生も社会人も、受験生もアスリートも…。
〝継続は力なり〟。人の才能は、決して生まれ持ったものではありません。コツコツとした小さな「1.01の努力」という結晶が、一つずつ積み重なって結実した、美しい『継続の花』なのです。